はりプラザ|市川市の鍼灸担当者のブログ|ハリ・鍼灸は、科学的根拠のある治療法として、医療関係者などがハリ・鍼灸に注目しています。|市川駅スグの鍼灸|千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル9階|爽快鍼灸院

皆さん、こんにちは。
メディカルプラザ市川駅提携、爽快鍼灸院です。

6月のこのブログで「認知症の方に寄り添う視点」をご紹介させていただきました。いままさに認知症軽度の方への新しい薬が認可され、効果が期待されているところです。

ただやはり日々の対応は、苦慮することも多いのも事実です。本日は6月に引き続き認知症の方との対応のポイントを、「マンガで分かる認知症の人が見ている世界」(2021年文響社発行)の著者、川端智さんの著作やラジオのお話からご紹介させていただきます。
「認知症のケアで大事なことは症状そのものではなく、その方の人生に耳を傾けること。」そして「難しい医学的な知識よりも、認知症の方の思いを理解することがはるかに重要なのです。」と著書(「さようならをいうまえに」 2/22 光文社発刊)の中で川端さんはおっしゃっています。
もちろん、その方の程度によりますが、認知症になったら何も分からなくなってしまうと捉えてしまうと理解が偏ってしまいます。
もちろん、日々、わからないことや忘れることはたくさんありますし、びっくりするような勘違いも多いですが、その中でも本人の今までの人生の蓄積はちゃんと 残っていると捉えてみましょう。
上記の本の中では、認知症のある方が「晴れない霧の中にずっといる感覚」とおっしゃいます。そんな中でもその方なりに他人に迷惑をかけないように、 自分でできることを頑張ろうと努力していることが理解できます。
その努力のプロセスが普通の人と少し違っていて、一見とんでもない行動に見えてしまったりして、「やっぱり認知症があるとおかしいことするよね」と片付けられてしまうこともありそうです。
しかし、認知症の方の世界をより深く知ると、認知症の方がいかにいろいろと思いをめぐらせて、その行動に至っているかが見えてくるのではないでしょうか?
次回からは、具体的なエピソードをご紹介しながら「認知症の方に寄り添う視点」を、ご一緒に考えていけたらと思っております。

さて、爽快鍼灸院は、皆様の日頃のメンテナンスからお困りの症状まで、じっくり伺わせていただきます。どうぞお気軽にご相談下さいませ。