こんにちは、メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
多くの方が悩む膝の痛みに対してお話をさせていただいております。
これまでのブログをまだご覧になっていない方は
目次をクリックしてぜひご覧ください。
目次
⑥変形性膝関節症の分類と症状
⑦変形性膝関節症との鑑別疾患
⑧変形性膝関節症の評価方法
⑨変形性膝関節症の治療
⑩変形性膝関節症への鍼灸治療の効果
第6段として、変形性膝関節症の分類と症状について説明いたします。
【分類】
変形性膝関節症は発生状況と病態部位での分類をすることができます。
1.発症状況での分類
① 一次性・原発性変形性膝関節症
→ 明らかな原因が認められないもの
変形性膝関節症の80%を占めるといわれています。
② 二次性・続発性変形性膝関節症
→ 関節の外傷,骨折,骨代謝疾患などの原因に続発して発症するもの
原因があってなってしまうパターンはこちらに当てはまります。
2.病態部位での分類
この分類では、どの関節部位に病態が存在しているかをみます。
①大腿脛骨関節型
→ 内側型、外側型があります。
頻度はこちらが圧倒的に高いといわれています。
発症分類の一次性の頻度が高く、日本人では内側型が主体で、
欧米に比べて外側型の頻度は低いとされています。
②膝蓋大腿関節型
→ 反復性膝蓋骨脱臼や亜脱臼の二次性変化としてみられることがほとんどです。
③両関節型
→ ①,②の関節どちらにも変形が起こっている状態
【症状】
痛みの特徴として、安静時には痛みがありません。
立ち上がり、歩き始めの2~3歩が特に痛み、
長距離、長時間の歩行にて疼痛が強くなり、歩行困難となる場合もあります。
一般的に病態の進行に伴って痛みの部位がはっきりとしてくることが多く、
特に内側関節裂隙部や、膝蓋骨の周囲に疼痛が出現することが多いです。
また多くの場合、可動域制限が起こってきます。
屈曲制限(膝を曲げることができない)が起こり、
初期には正座ができないなどの症状があり、
進行するとしゃがみこみが不能となります。
そして伸展制限(屈曲拘縮)が徐々に生じます。
関節の屈伸の際に、ギシギシとした音が聞こえたり、
手指で感じる轢音(れきおん)という症状が出る場合もあります。
これは、ささくれた軟骨、露出した骨同士がすれ合って生じます。
さらには歩行障害を生じ、歩幅の減少、
間欠跛行(長時間歩けず休み休み歩く)、膝関節内外方のずれなどが確認できます。
【変形】
鏡の前で立っで、膝関節の変形がないかを確認しましょう。
内反変形があるかたは、立った姿勢でO脚となります。
外反変形があるかたは、立った姿勢でX脚となります。
また屈曲拘縮があるかたは、伸展制限(足がまっすぐ伸ばせない状態)がみられます。
画像:左から正常、O脚、X脚
まずはご自身で痛みや関節の変形がないかを確認していただき、
違和感がある場合は一度お近くの医療機関を受診してみてください。
次回は変形性膝関節症との鑑別疾患について
詳しくお話していきますので、ぜひご覧ください。
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