はりプラザ|市川市の鍼灸担当者のブログ|ハリ・鍼灸は、科学的根拠のある治療法として、医療関係者などがハリ・鍼灸に注目しています。|市川駅スグの鍼灸|千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル9階|爽快鍼灸院

こんにちは、メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。

多くの方が悩む膝の痛みに対してお話をさせていただいております。

これまでのブログをまだご覧になっていない方は
目次をクリックしてぜひご覧ください。


目次

膝関節の解剖

②膝関節痛の原因と特徴

③膝関節痛の診察法と徒手検査

④変形性膝関節症の概要  ⇦こちらをクリック

⑤変形性膝関節症のリスク因子

⑥変形性膝関節症の分類と症状

⑦変形性膝関節症との鑑別疾患

⑧変形性膝関節症の評価方法

⑨変形性膝関節症の治療

⑩変形性膝関節症への鍼灸治療の効果


第四段として、変形性膝関節症のリスク因子について説明いたします。

欧州および日本の大規模コホート研究を対象とした疫学研究により、
複数のリスク因子が報告されています。

そのなかでは、肥満(過体重)女性高齢
膝関節外傷の既往膝関節に負荷をかける活動性(職業)
などがあげられています。

職業や活動性についてでは、農業、林業、漁業は
事務職や技術職より変形性膝関節症、および変形性腰椎症の
危険性が高いことや、正座やしゃがみこみの動作は、
膝関節の骨棘形成や関節裂隙狭小化に影響することが示されています。

機械的因子(メカニカルファクター)の影響が大きいとされ、
内外反アライメント、膝伸展筋力低下、歩行時スラスト現象、
脛骨関節面内方傾斜、可動域制限、内側半月板変性
などがリスク因子である可能性が指摘されています。

いわゆるメタボリックシンドロームの病態とされる
過体重、高血圧、脂質異常、糖代謝異常は、
いずれも関連性が指摘され、合併数が増加するにつれて
発症・信仰の危険度も増すことが示されています。

また、認知障害も影響し、軽度認知障害から
運動不足過体重高血圧を経て変形性膝関節症
を発症する危険があります。

骨粗鬆症の影響については弱い関連性もしくは
関連なしという結果でした。

喫煙習慣については無関係とする報告がある一方、
大規模レビューでは予防的な因子であるという結果が示されています。

喫煙は体に悪いイメージばかりでしたが、
変形性膝関節症に対しては予防因子になるのが
驚きですよね。

また、ビタミンKも予防的因子の可能性が指摘されています。
代表的な食べ物は、納豆、わかめ、パセリ、紫蘇だそうです。
また、ビタミンKは油に溶けやすい性質を持つため、
油脂類と一緒に摂取すると吸収率が高くなるそうですよ。

まずできることは、過体重の方は体重を減らすことや、
運動不足の解消、膝への負担を減らすために
なるべくしゃがみ込みの動作などを減らす、
ビタミンKを多く含む食材を摂ることなどが
推奨されます。

 

次回は⑥変形性膝関節症の分類と症状について

詳しくお話していきますので、ぜひご覧ください。

 

ご予約・ご相談はーーーーーーーーーーーーーーーー

お電話 047-326-3514またはオンライン予約24時間受付)まで

メディカルプラザ市川駅/爽快鍼灸院の情報ページ

自律神経プラザの情報ページ

〒272-0034 千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル9階
施術日時 月~土曜 10:00~14:00、15:00~19:00