【鍼灸】便秘⑦　便秘の鍼灸治療

メディカルプラザ市川駅提携／爽快鍼灸院です。

夏の暑さが厳しくなってまいりました。冷たい飲み物や食べ物の影響や暑さによる疲労などで、胃腸の調子がくずれやすい時期です。

便秘や下痢の繰り返しなど、胃腸症状で悩んでおられる方へ、鍼灸による対策はご存知でしょうか？

今回は便秘及び便秘に伴う不快な症状に対して行う鍼灸治療についてご紹介します。

快便に至るよう胃腸の働きを調整

機能的原因の便秘がおもに鍼灸治療の対象となります。

鍼灸治療では、薬を使わず、自然治癒力で自律神経を整える機能を高め、

胃腸の働きを助け快便に至るよう全身の調整を行います。

1.経絡治療

身体診察では、脈診（脈の状態をみる）と腹診（腹部の状態をみる）、問診を中心に総合的に診断し、どの経絡に変動があるのかを見極めて、経絡を整えることを目標にツボに治療をしていく方法です。胃腸の働きに関係のある経穴をストレートに選択する場合、ストレスなどの影響が強く自律神経機能の調整に関係する経穴を選択する場合など、個人によって治療穴は異なってきます。

細い鍼で浅く刺すのが特徴でほとんど鍼の痛みはありません。

胃腸の働きに関係のある経絡を治療する場合は、おもに腹部にあるツボの反応や、足にある胃経、脾経上のツボの反応を確認して、そのツボに鍼やお灸を施していきます。

また、胃経、脾経の作用を強めたり、弱めたりする経穴との組み合わせにより、治療穴を選択します。

さらに背部に内臓の働きに関係のあるツボがあるため、背部の治療も行います。