メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
前回は軟便や下痢の時に使用するツボ(経穴)をご紹介しました。
そこで、今回は
体質や症状に合わせたツボ(経穴)
についてご紹介します。
臓器のネットワーク
以前、NHKスペシャル「人体」 命を支える“神秘の巨大ネットワーク” では、
全身の臓器たちが直接メッセージをやりとりし、情報交換しながら、
私たちの命や健康を支えている。
という興味深い内容のテレビ番組がありました。
東洋医学では、陰陽五行説が背景にあり、
人体は五臓(肝、心、脾、肺、腎)と
六腑(大腸、胃、小腸、胆、膀胱、三焦)から構成され、
西洋医学でいう臓器とは異なった働きを持つものとして考えられています。
この五臓六腑は密接なネットワークによって深く関係しあって
健康な状態を保っています。
これは西洋医学での人体のネットワークとの共通点ともいえますね。
軟便や下痢の時の五臓六腑の状態は、
肺や脾、腎の働きが弱くなっている場合があると考えられます。
今回は、肺経、大腸経の機能を調整する場合をとりあげてみます。
「肺」「大腸」の働きについて
「肺」は気の流れと呼吸器の調整を主に行います。
鼻、気管、気管支、皮膚や粘膜、毛と関連が深く
六腑のうちの「大腸」とは陰陽の関係がある臓器になっています。
便通に関することでは、
「大腸」は大便を排泄する働きがあり、
「肺」は水分を全身に配布し、
腎臓や膀胱へ送る働きがある
と考えられています。
ここでは、炎症性のひどい下痢ではなく、
体質的に軟便や下痢になりやすい場合について、
体質改善を促す方法の一つとして
ご紹介します。
肺や大腸の機能とも関連する、大腸経の募穴であり、
胃経(消化器系に関連している)上にあるツボ
「天枢(てんすう)」
おへそから指3本(人差し指、中指、薬指 )分のところで、
左右両側、腹直筋中にとります。
その他、大腸経上にあるツボで、
下痢の調節に使用されているのは、
曲池(きょくち)、手三里(てさんり)、
温溜(おんる)、合谷(ごうこく)等があります。
温めると症状が軽減し、
冷えがあり、冷たいものの飲食で症状が悪化する場合は
天枢穴付近にお灸をしたり、
使い捨てカイロなどで温めておくようにすると良いでしょう。
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