メディカルプラザ市川駅/爽快鍼灸院です。
台風や北海道の地震で被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
前回は腰痛のセルフチェック項目をいくつか例にあげました。
普段意識していない部分について、あらためて意識をむけると、
いろんな改善点がみえてくることがあります。
鍼灸やマッサージなどの治療を受けた時に、
筋肉が思った以上に凝っていたことに気が付くことが
よくあるかと思います。
どこに病因があるのか
腰痛の鍼灸治療では、
身体の構造上どの部分に異常があり
痛みの原因となっているのは何かを
問診や既往歴、また徒手検査、触診などおこない
把握していきます。
この、痛みの原因の探し方を参考にすると、
よりご自身の腰痛の原因がはっきりして、
対策がみえてくるかもしれません。
鍼灸の場合、西洋医学的な視点と東洋医学的な視点と、
両方の視点から心身の状態をとらえていきます。
まず、西洋医学的に
解剖学上のどこに病因があるかを把握していきます。
主に6種類の部分に分けて考えます。
1)軟部組織:皮下組織、筋や腱、靭帯などの異常
2)関節:椎間関節性捻挫など
3)椎間板:ヘルニア
4)骨:椎体の圧迫骨折など
5)神経:馬尾神経、神経根、脊椎-洞神経
6)血管
次に、東洋医学的な視点でも、五臓や気血津液について
心身の状態を把握していきます。
どの部分に
どの位の範囲で
異常の程度はどの程度かによって
治療法が異なります。
痛み方の違いにより、想定される原因
それでは、まず、
腰部の痛みのある筋肉の部分を手で探してみてください。
腰部を押した時(または押してもらった時)に、
押した場所のみが痛む(圧痛がある)場合、
あるいは硬さがある場合は、
筋の過緊張や筋膜の異常などが原因であることが多いと考えられます。
押したときに、
お腹の方へひびく痛み、
お尻や足の方へ放散する痛みがある場合は、
内臓関連、神経関連の異常がある場合があります。
また、関節や骨の近くに圧痛がある場合や
背骨を軽く叩いた時に痛みが響くときは、
骨や関節の異常も考えられます。
痛い部分に直接アプローチする心地よさ
鍼灸治療では
この痛い部分である反応点やツボにあたる部分に
直接鍼やお灸をおこなう治療法があります。
ちょうど痛いところに治療を行うため、
そこを治療してほしかった、
という患者さんの満足感がえられやすい特徴があります。
根本的な原因を見直す
ただ、注意が必要なのは、
関連痛といって痛みが出やすい場所がありますが、
主要な原因は別の場所やその他にある場合です。
根本的には、その原因部分を改善していくことが重要です。
例えば、盲腸のときなど、
胃の上部に痛みが出たりする場合です。
関連痛や圧痛点やトリガーポイントなどについては、
専門的に研究や治療法についての報告が行われています。
最近は筋膜理論に基づく治療が発展してきています。
その他の原因としては
生活習慣であったり
精神的なストレスが
重要な場合もあります。
よく鍼灸院へ来られる方のうち、
非特異的腰痛、
椎間板ヘルニア、
脊柱間狭窄症などでも
筋の過緊張がみられます。
好みや体質にあった鍼灸治療
筋の過緊張をとる治療の一つとして、
生活習慣を見直すきっかけとして、
精神的な疲労を回復する手段としても
鍼灸治療はすぐれた効果が期待できます。
局所への直接的な治療や
筋へ間接的にアプローチする方法もあります。
経絡経穴による遠隔での刺激方法や、
自律神経の調整、
耳ツボや手のツボだけで行うものなどもあります。
皆さんの好みや体質にあった治療法を探してみてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ご予約・ご相談は
お電話 047-326-3514またはオンライン予約(24時間受付)まで
〒272-0034 千葉県市川市市川1-4-10 市川ビル9階
施術日時 月~土曜10:00~14:00、15:00~19:00