メディカルプラザ市川駅／爽快鍼灸院です。
季節の変わり目を迎え、残暑が厳しい上に気温や湿度、気圧の変化が大きく、
心身への負担が増しています。
体調を整え、腰痛の予防法の一つとして鍼灸治療をご紹介します。
腰痛はつらい症状のうち、男性で1位、女性では2位
平成28年度の厚生労働省の国民生活基礎調査では、人々が訴えるつらい症状のうち、腰痛は男性では1位、女性では2位となっており、多くの方が腰痛をかかえていることが分かります。
腰は身体構造的には2足歩行による負担がかかる場所でもあり、筋力の低下等に伴い、生活上腰痛が起きやすいのは自然なことかもしれません。
腰痛の原因として、日本整形外科学会のホームページでは、「腰（脊柱）に由来するもの」と「腰以外に由来するもの」とがあげられています。
しかし、腰痛の原因は約85％の人が不明となっています。
近年、腰痛のとらえ方は、椎間板や脊椎、神経、などの器質的変化だけではなく、不安や抑うつなどの精神的要素や社会的立場、日常生活や家庭環境など心理的社会的要素についての影響が注目されるようになってきました。また、腰だけではなく、他の部分と関連して身体の活動が成り立っており、機能的な面からも痛みの原因が考えられるようになりました。
腰痛は複雑で様々な要素が重なり合って起こっています。
鍼灸治療では心身全体に対応した治療が特徴で腰痛改善にも役立てられています。
鍼灸による体調管理で期待されること
日本鍼灸師会 『科学も認める はりの力２』では次のような改善内容があげられています。
１）全身状態、循環・呼吸機能
２）腰痛、膝痛、その他の痛み
３）下肢の支持力・歩行状態
４）食欲・胃腸症状、栄養状態
５）睡眠・排尿・排便状態
６）抵抗力：T細胞系細胞数の増加、機能の活性化
７）精神、うつ症状、気分状態
８）認知症予防と脳機能
鍼灸ではお一人ひとりの症状や原因などの病態をとらえ、体質等を考慮してオーダーメイドの治療が可能なことが特徴です。
腰部に部分的に皮膚や筋、健、軟部組織、神経に治療を行う場合、
ツボ（経絡経穴）を使用し東洋医学的にアプローチする場合、
体性内臓反射を介し内臓の働きや血流循環、内分泌機能、脳機能などへのアプローチを目的とする場合などがあります。
技術や用具の発展や時代の変化に伴い、痛くないカラダに優しい安全な施術として発展してきています。
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