こんにちは、メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
春の訪れが待ち遠しい今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
お仕事で身体を休められなかった方も、そろそろ疲れが出てくるころとなります。
まだまだ体調を崩しやすい季節のため、お体には十分に気を付けくださいね。
少しでも変だな?と感じたら早めの休養をおすすめいたします。
さて、本日はおなかの診かた、腹診(ふくしん)をご紹介いたします。
おなかはとても重要な器官で、おなかへの刺激によって脳へ感覚が行き、
その感覚の一部が自律神経に作用して痛みや不快感を抑えることができます。
皆さんもおなかが痛い時に無意識にさすっていることはありませんか?
まさにそれが痛みを抑える行動なのです。
手当てという言葉のとおり、手を当ててさする刺激によって痛みの抑制が起こっているのです。
そんなおなかですが、東洋医学の弁証をするうえでとても大切になってきます。
それが腹診(ふくしん)です。
腹診とは、東洋医学の四つの診断方法(望聞問切)のなかの切診に当たり、胸部から腹部に直接触れて診察を行う方法です。
例えば、皮膚の状態からは胃腸の働き、腹直筋の緊張の度合いからは現在の身体の状態を知ることができます。
他にも、湿っているのか乾燥しているのか、冷えているのか熱がこもっているのか、
抵抗力はあるのか、膨らんでいるところやへこんでいるところはないか、
圧痛や硬いところはないか、などを主に診ていきます。
膝を伸ばして寝た状態で、手のひら全体でお腹を触っていきましょう。
お腹全体に優しく触れながらチェックしていきます。
おへそから上の部分を大腹(だいふく)と呼びます。この部分は脾(胃腸)や、特にみぞおちでは心の状態が反映されるといわれています。
次におへその周りを臍(さい)と呼びます。この部分で拍動が触れるときは、消化器官の疲れがあるといわれています。また強い拍動の場合は、交感神経が過緊張となっており強いストレスを感じているかもしれません。
東洋医学では、おへその右横が肺、左横で肝の状態をみることができます。
右横が硬く、痛みがある場合は免疫力の低下がみられ、風邪がひきやすいと考えられているので注意しましょう。
左横が痛い場合は自律神経の乱れがみられると考えられています。
おへそから下の部分を小腹(しょうふく)と呼びます。この部分は腎の部で、力がなくへこんでしまう時は腎の弱りが見られます。また、冷えや腰痛などが起こりやすい状態とも言われています。
以上の5つの部分を優しく触れていきましょう。
押し過ぎると逆に気持ちが悪くなってしまう場合もありますので、はじめは手の重みだけで行うのがいいでしょう。
次回はお腹にあるツボについてご紹介していきます。
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