メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
目の周りの筋肉の疲れや血行不良などを感じ、
眼精疲労が気になる方へ
前回の内容は、眼精疲労に対する鍼灸治療では
首肩こりを軽減して
目の周囲のツボ刺激を行うことにより、
目の疲れがとれ、目の調節機能を早期に回復した
という例をご紹介しました。
今回は
目の位置から離れている足のツボ<光明>
の作用についてご紹介します。
<光明>コウメイに対する鍼刺激により網膜循環血流量が増加
<光明>は足のツボ だけれども
このツボへの鍼刺激により、目に関連する場所への血流量が増加した
という報告があるのです。
つまり、表現をかえると、血流量の増加により、
目に関連する細胞へ栄養が行き渡り、
老廃物を取り除く作用が活性化するため、
疲労回復力が高まると考えられます。
<光明>の位置と治療について
光明穴は、足のくるぶしの外側のでっぱりから
5寸のところにあります。
※5寸:親指の横の幅で1寸、
人差し指、中指、薬指の3本で2寸、
人差し指、中指、薬指、小指の4本で3寸
が目安になります。
このツボは少陽胆経という経絡上に存在していて、
胆経は目、頭、耳のまわりを通り、
肩、わき腹から、足の外側、足先まで、
全身を流れている経絡です。
目から離れている場所ですが、
眼の症状に対しても用いられてきました。
鍼灸治療では
この経絡の流れを利用して、
患部と離れたところにあるツボが
治療穴として選ばれることが多くあります。
目の鍼灸治療をすると、
「パッと明るくなって、すっきりしました」
という感想をよくいただきます。
光る 明るい、このイメージにも結びつきます。
また古典では、ノイローゼや足の症状にも
使用されていた記載が残っています。
<光明>の鍼刺激のメカニズムについての調査
参考:光明穴鍼刺激の眼循環動態に及ぼす影響 水上まゆみ他
日温気物医誌68巻4号2005年8月
喫煙していない健常成人82名を、
光明穴に15分間の置鍼刺激をした39名と刺激をしなかった43名に分けて比較しました。
その結果、網膜循環血流量が
鍼刺激をした方が増加することが示されました。
この過程には、副交感神経が優位になり、
血管拡張が促されたのではないか
という自律神経への働きかけについても想定されますが、
今後の解明に期待するところとなっています。
このように、鍼灸治療について科学的にも解明がすすむことで、
よりいっそう、皆様の健康に適切に鍼灸治療を役立てていただけるようにと期待して
日々の施術に励んでおります。
今後も皆様に様々な鍼灸情報を伝えて参りたいと思います。
気になる症状のある方はお気軽にご相談ください。
目に関して症状が長く続く場合は、一度専門医を受診することをおすすめしています。
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