メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
お灸シリーズ①~③までお灸のやり方について紹介しました。④からは疾患別に自分でできる代表的なお灸のツボをご紹介していきます。
今回はお灸をやってみよう③でも紹介しました【冷え性・冷え症のツボ】です。同じ「ひえしょう」でもお二種類あるんです。
1. 「冷え性」と「冷え症」の違い
「冷え性」と「冷え症」、一般的にはあまり違いはないように思われますが、「冷え性」は自覚症状や体質が原因で冷えを感じる場合をあらわし、病気と診断されません。そのため、西洋医学的には治療の対象にはなりません。
一方、鍼灸などの東洋医学や伝統医学では、体質改善や病気予防としての治療法があり、「冷え性」に関連する様々な愁訴も治療対象となります。
次に、「冷え症」ですが、こちらは病気としての症状をあらわしています。「冷え症」は自律神経の異常や、血管障害などがおこっている場合に起こる冷えなどで、病院でも治療の対象となります。
冷え性、冷え症ともにあげられる症状は、
自覚的に足腰が冷える、
手がたえず冷たいと感じる、
腰や殿部がスース―と風が吹き込むように感じる、
膝がいつも冷たいと感じる、
手先や足裏が氷の中に入れられたように冷たいと感じる、
などがあげられます。
2. 冷え症、冷え性の「ツボ」
冷えにお困りの方に試していただきたいツボのご紹介です。正しいツボの場所は鍼灸師にご相談ください。
【三陰交(さんいんこう)】
冷えのほか、むくみや生理痛、安産のツボとしても有名です。
足の内側、くるぶしにある丸い骨の一番高いところから指4本分、脛骨(足の長い骨)の後際にあります。
【中脘(ちゅうかん)】
冷えによる胃の不調にも使用されるツボです。
みぞおちとおへそのちょうど真ん中にあります。
この下には腹大動脈という太い動脈が通っていて、足の冷えなどにもおすすめです。
【湧泉(ゆうせん)】
足の指をグーにして、もっとも凹んでいるところにとります。
疲労感などが強いときにもおすすめです。
漢字で湧(わ)く泉(いずみ)と書きますが、ここを温めると全身がぽかぽか温まります。
最近は靴に入れるホッカイロなどがありますが、外出時に冷えるという方は是非お試しください。
冬で空気が乾燥していますので、お灸の火の始末には十分にお気を付け下さいね。
お灸をして寒い冬を乗り切りましょう!
3. お灸をする上での注意事項
☆お灸をするタイミングなどは【お灸をやってみよう②】、【お灸をやってみよう③】をご確認ください。
☆お灸の間は火の扱いに十分ご注意ください。
☆熱さを絶対に我慢しないでください。やけど、水ぶくれになることがあります。
☆お灸をすえる場所は、国家資格を持つ鍼灸師に正確な位置を診てもらうことをお勧めいたします。妊婦さんや重篤な疾患をお持ちの方は必ず鍼灸師や医師の診断をうけてからセルフ灸をお試してください。ご自身にお灸は問題ありませんが、他人にお灸をするのには、国家資格(きゅう師)が必要となりますのでご注意ください。
参考文献:医歯薬出版株式会社 お灸入門 中村辰三著
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