メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
風邪予防、悪化防止のツボ①②では、いくつか風邪対策に使用されるツボをご紹介しました。ツボにはそれぞれ特性があり、身体の状態によっても使い分けを行いますが、今回は新たに、呼吸器系の不調の改善に使用するツボとして「肺兪(はいゆ)」をご紹介します。
せき、のどの痛み、気管支炎など呼吸器系の弱い方に肺兪穴
肺兪を温めてみましょう
東洋医学での「肺」のはたらき:気血を全身に巡らせる
東洋医学では、人のからだで重要な組織として「五臓六腑」をあげています。「肺兪」の「肺」は五臓のひとつで気血を全身に巡らせる働きがあります。さらに、「兪」は刀でくり抜いてつくった丸木舟をあらわし、「くり抜いて」という意味が転じて症状の原因(邪気など)を抜き去り癒やすという意味で使われています。
東洋医学で「肺」が気血を全身に巡らせるという働きは、現代医学的には呼吸器系の機能を表していると考えられます。呼吸によって血液中に酸素を取り込み、身体にエネルギーを作り出し、二酸化炭素を空気中に排出するという、生命維持に必須の機能です。
また、「肺」には毛穴の開閉や皮膚呼吸を調節して体温調節を行うはたらきもあります。肌のうるおいや粘膜、被毛、鼻、のどに関係し、繊毛運動や粘液の分泌、粘膜の保護などの外界異物に対する免疫機能を強化すると考えられています。さらに、精神的ストレスで元気がない、気が重い、なんとなく憂うつな状況を(気血の)エネルギー活性化により転換しスッキリ感をもたらしてくれることが期待できます。
肺兪はこのような身体機能、気分を調節する「肺」のはたらきを担う重要なツボの一つです。
爽快鍼灸院では、症状を緩和する目的に加え、個人の体質改善に対する鍼灸治療もおこなっております。
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