メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
パソコン操作などで目を酷使している方へ
目の疲れ、首や肩のこり感、目の調節機能低下や目の不調に対しての鍼灸治療についてご紹介します。
眼精疲労が起こる原因
眼精疲労が起こる原因は、大きく3つに分けて考えることが出来ます。
①視器関連
眼疾患、遠視や乱視などの屈折異常、老視などの調節異常等、
眼球と視神経及び眼球付属器自体に問題がある場合
②心身全体の状態
内科系の疾患や全身の健康状態、精神的ストレスなど
③環境
作業環境や作業時間、照明など
眼精疲労は上記3つの要因が関連しあい、複数の原因が重なり合って生じると考えられます。
今回は環境要因に焦点をあて、
パソコンなどの画面をみて行う作業(VDT作業)による眼精疲労についての鍼灸情報をお届けいたします。
生活環境や作業環境による眼精疲労
パソコン、スマートフォンを不良姿勢で見続けたりする作業等で起こります。
目を使うことは、眼球を動かしたり、ピントを合わせたり、たくさんの細かい目のまわりの筋を使います。
目を長時間使い続けることで、目の周りの筋肉に疲労を起こし、痛みや不快感につながります。
不良姿勢も、目とつながる首肩まわりの筋をこりかためます。
長時間パソコンをしたら、
休憩を入れる、作業時は正しい姿勢を心がけるなど、
少しだけ気を付けるだけでも疲労軽減につながりますので、試してみましょう。
VDT(Visual Display Terminal)作業者に対する鍼灸治療効果
パソコンなどで目を酷使する人を対象に、鍼治療を行った研究があります。
1)VDT(Visual Display Terminal :コンピューターなどの表示機器)作業者61例(男性41例、女性20例)に対して
鍼治療を週1回、合計4回、個々の首や肩の症状に応じて円皮鍼を施しました。
首・肩こりが緩むことで、眼疲労も改善が認められました。
(参考:VDT作業者に対する鍼治療効果(1)頸・肩こり、眼疲労に及ぼす影響 埼玉医科大学東洋医学センター他)
簡単にいうと、
首・肩こりが軽減すると眼疲労も改善する
という結果です。
そこで、目の疲れ、眼精疲労の症状がある方に対しては、後頭部から首や肩にかけて、こりを取ることを目的の一つとして治療を行っています。
首・肩こりは、頭痛にも関係があり、頭部から上の症状に対してはネックとなる大切なポイントのようです。
2)30歳台の7名に対して1時間のVDT作業後に目のまわりのツボ(太陽穴・攅竹穴)に低周波置鍼療法を行ない、鍼治療を行わない場合と比較したところ、鍼治療をした方が眼の調節機能の低下に有意な改善がみられ、早期に回復する傾向が示されました。
(参考:VDT作業による眼精疲労に対する鍼刺激―眼の調節機能低下に及ぼす影響について 明治鍼灸柔道整復専門学校他)
この研究からは、目のまわりのツボとして
太陽穴と攅竹穴への鍼刺激が目の調節機能を早期に回復する
ということが分かります。
太陽穴と攅竹穴は、これまでに目の症状に対する治療穴としてよく使われているツボです。
眼精疲労に対するセルフケアについてはこちら↓
お灸をやってみよう⑧ 眼精疲労のツボ
まとめ
目の疲れ、首や肩のこり感、目の調節機能低下について |
→原因は視器関連、心身全体の状態、環境の3要因 |
→首・肩こりが軽減すると眼疲労も改善する |
→太陽穴と攅竹穴への鍼刺激が目の調節機能を早期に回復する |
→鍼灸治療とセルフケアのご紹介 |
気になる症状でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
「目が疲れているだけ」と思っていても、緑内障などの病気が隠れている場合もありますので、頑固な症状が続く場合は、一度専門医を受診することをおすすめしています。
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