メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
今回は生理のしくみや生理痛のツボについてご紹介します。
1. 生理のしくみについて
生理(月経)とは、毎月子宮内膜がはがれて排出されるためにおきる正常な出血で、個人差がありますが、一般的には5~7日間つづきます。子宮の内側には子宮内膜という薄い膜があり、生理の周期に応じて受精卵を迎えるために肥厚していきます。受精卵の着床がない場合、厚くなった子宮内膜は経血として体外に排出されますが、次の着床に向けて、再度新しい子宮内膜が作られはじめます。この一連の流れを、生理の始まった日から次の生理が始まるまでの、25日~37日くらいの周期で繰り返します。
2. 生理痛が起こる原因
器質的原因がない場合、ストレスなどによる自律神経の乱れ、ホルモンバランスのくずれによる子宮の収縮によっておこるものや、冷えによる骨盤内のうっ血、全身の血行の悪化など、様々な原因が考えられています。検査をして異常がない場合、まずは自分でできること、お灸やストレッチ、下半身を温める、適度な運動、バランスの良い食事、良い睡眠など、生活習慣の見直しで、体を変えていくことも大切です。
起きていられないほどの生理痛や、月に頻繁に出血、次の生理まで40日以上空く、生理の出血が8日以上続く、逆に1、2日で出血が止まるなど、いつもと違う症状が続く場合は、婦人科などの専門医にご相談いただくことをお勧めしています。
3.生理痛を緩和する方法
それでは、生理痛を緩和する方法をいくつかご紹介します。まずは、お灸のツボをお試しください。
【関元(かんげん)】
おへその真下、指三本分のところにとります。
冷え症、疲労感、腰痛など
【三陰交(さんいんこう)】
足の内側、くるぶしにある丸い骨の一番高いところから指4本分、脛骨(足の長い骨)の後際にとります
冷え性のほか、むくみや生理不順、安産のツボとしても有名です。
【腎兪(じんゆ)】
腰に手をあてて親指があたるところにとります。背骨から親指二本分あたり。
冷え、むくみ、耳鳴り、腎機能低下の症状などにも。
指圧刺激
環跳のツボも緩めると、下腹部痛や生理時の腰痛に効果的です。テニスボールなどを使って以下のツボを刺激してみましょう。
【環兆(かんちょう)】
大腿骨(ふとももの骨)の上部先端から後上方にあります。押すと痛いところ、硬いことろを探ってみてください。
腰痛や坐骨神経痛にも使われます。
※横向きに寝て、テニスボールなどを環跳のツボと床の間のあたりにおいて、体重だけで刺激します。ごりごり刺激しすぎないようお気を付け下さい。
ストレッチ
太ももの内側をのばすイメージで開脚をして、手を上に組み、身体の側面をのばすイメージで息を吐きながら左右に身体を倒し、ストレッチをしましょう。このストレッチで、骨盤内に関係する経絡を伸ばし、刺激することができます。
※腰痛などをお持ちの方は無理に延ばしすぎないよう、お気を付け下さい。
生理痛の鍼灸治療にご興味がある方は、お気軽にご相談ください。また、健美齢(はり・カイロ・アロマ)では、自律神経を整える治療をメインとしております。検査をしても異常がないのに、様々な不調のある方、お悩みの方はぜひ一度ご相談くださいませ。
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HN