メディカルプラザ市川駅提携/爽快鍼灸院です。
11月に入り、ぐんと寒さがきびしくなってまいりました。寒暖差についていけずに体調を崩す方が多くいらっしゃいます。そんな時にも鍼灸治療は大変おすすめです。ぜひご相談ください。
今回は鍼灸院まで足を運ぶお時間がなかなか取れない方のために、ご自宅でもできるお灸についてご紹介していきます。寒くなってきましたので、温かいお灸でご自分でも体調を整えてみてはいかがでしょうか。
お灸シリーズ初回はお灸の材料と種類についてです。
1. お灸ってなに?
お灸が何から作られているかご存知でしょうか。和菓子などにも使われている蓬(よもぎ)を乾燥させて不純物を取り除き、精製したものが、お灸につかわれるもぐさの原料となります。よもぎには、チオネールと呼ばれる精油成分も含まれており、燃焼によってもぐさ独特の芳香があり、鎮静、殺菌、リラックス効果なども注目されています。
2. お灸の効果
お灸は温熱刺激によって、血流を良くしてリラックスを促し、身体に流れている経絡とよばれる道の上に存在するツボにお灸をすることで、身体の中の気・血・水のバランスを整え、冷え性や生理痛など様々な症状を緩和する可能性があります。また白血球を増やし、免疫力アップ、自律神経を正常な状態に近づけることも期待されます。
3. お灸の種類
お灸には、直接灸、間接灸、隔物灸、棒灸など、、様々な方法があります。鍼灸院で多く使われる方法は、もぐさをひねって直接肌にのせ、火をつける方法です。痕の残らないお灸をするところが多いのですが、症状によっては強いお灸をすることろもあります。事前に鍼灸師にご確認ください。
お灸のご紹介
台座灸
ご家庭でお灸をする場合は簡単にできる台座灸がおすすめです。(場合により直接灸をお勧めする場合もあります。)台座灸は、ドラッグストアやネットで購入することができます。初めは一番火力が弱いタイプをおすすめしています。
直接灸
皮膚の上に直接乗せて、線香で火をつけて行います。以下のように細いもぐさを乗せて焼切る方法で、「透熱灸」といわれています。つーんとした鋭い刺激があります。
以下のイラストは米粒大、半米粒大の大きさのもぐさを皮膚の上に直接のせて焼切る寸前で火を消す「知熱灸」といわれる方法です。熱さよりも温かさを気持ちよく感じるお灸です。
棒灸
直径1センチから2センチほどの棒状のお灸を、肌に近づけて温めて使います。
隔物灸
塩を引いた上にもぐさをのせて火をつけます。塩の代わりにショウガやニンニク、味噌などを使う場合もあります。
灸頭鍼
鍼の先にもぐさを固定し、火をつけます。鍼刺激と温熱刺激、2つの効果が期待できます。
次回はお灸の使い方についてご紹介する予定です。
5. お灸をする上での注意事項
※お灸をすえる場所は、国家資格を持つ鍼灸師に正確な位置を診てもらうことをお勧めいたします。妊婦さんや重篤な疾患をお持ちの方は必ず鍼灸師や医師の診断をうけてからセルフ灸をお試してください。ご自身にお灸は問題ありませんが、他人にお灸をするのには、国家資格(きゅう師)が必要となりますのでご注意ください。
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