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鍼灸に関わる自律神経の反射を「体性一自律神経反射」と呼ばれています。「体性内臓反射」とも言います。

この反射の経路や各臓器に現れる反射の特徴を、以下の4つの神経機構に大別して紹介します。

今回のお話はかなり難しくなっていますが、鍼を打つ事により脳や身体にどういった反応がでるかを紹介したいと思います。
1)上脊髄反射
体性一自律神経反射は,その反射中枢部位は、脳幹で統合される上脊髄反射と脊髄を介する脊髄反射に大別される。上脊髄反射は、全身の種々の身体部位の刺激で起こる全身性の反射であるが、特に四肢の刺激で強く認められる特徴があります。例えば、皮膚刺激で誘発される交感神経が心臓の血管系の促進反射や、四肢の皮膚侵害刺激で誘発される迷走神経(副交感神経)が胃腸の運動促進するということが科学的に証明されています。
2)脊髄反射
例えると、腹部の皮膚刺激で誘発される交感神経が胃腸の運動をとめてしまう反射や、会陰部の皮膚刺激で誘発される骨盤神経(副交感神経)が膀胱を刺激し排尿を促すようなことが言われています。
3)自律神経様の頭蓋内神経への反射
脳にある大脳皮質や海馬場所に軸索を送る頭蓋内のコリン作動性神経という神経が存在しますが、自律神経には分類されていません。自律神経様に血流を調節する機能が見出されています。頭蓋内コリン作動性神経に対しても、皮膚などの刺激が反射性の影響を及ぼします。四肢への刺激が特に顕著な反応を誘発する特徴があります。手足の刺激が血流を促進すると理解していただけると良いと思います。
4)軸索反射様の血流調節
末梢神経や骨格筋を栄養する血管において、鍼を打つと血管が拡張します。そのときにCGRPという物質が関与していることがわかっています。
5)体性一自律神経反射の現れ方
体性一自律神経反射による内臓機能の反応は、①刺激を加える組織(皮膚,筋など)、②刺激の種類(触、圧、温、冷覚刺激など)、③体性求心性線維の種類(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ群線維)、④反射中枢部位、⑤遠心路の種類(交感神経、副交感神経)、⑥臓器の状態(自律神経のトーヌスレベル)など、種々の要因により異なる特徴があります。

 

かなり難しい内容になりましたが、今回お話したかったことは鍼を打つと、「血管が拡張します。血流がよくなります。」ということと「内臓の動きがよくなります。」ということです。

自律神経の前項でもお話してますが、詳しく説明すると脳や脊髄を介していろんな機関と連携して反応が起こっていること、またそのことが科学的に実証されているということがわかっていただけたらいいかと思います。

 

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