先日学会が終わった後、会場から十分ほどで行ける道後温泉にも立ち寄ってきました。
道後温泉本館は、あのスタジオジブリの宮崎駿監督の「千と千尋の神隠しの」モデルといわれています。絵コンテの一枚にしっかり導後と書かれていたので、きっと影響を受けていたのだと思います。他にもたくさんの名所を参考に作られているそうで、中のお風呂は違っていましたが、休憩所の雰囲気は千をはじめ湯屋の中居さんが寝泊まりする場所にそっくりでした。
また夏目漱石の坊ちゃんでは「おれはここ(松山)へ来てから毎日住田(道後)の温泉へ行くことに決めている。他の所は何を見ても東京の足元にも及ばないが温泉だけは立派なものだ。」と紹介されています。
他にも撮影禁止ではありましたが、天皇一族しか入ること許されない特別なお風呂もありました。
一つの岩から作られた値段は数億円と言われ、使用された回数は両手に収まるほど、今の時代にら考えられない贅沢ぶりですね。
また「御成門」という天皇一族しか通る事が許されない入口もあり、休む場所、着替える場所、お手洗いまで全て当時の最高級なもので作られていました。
この温泉を一番に目をつけたのは白鷺だそうで、岩の間から流れる湯に足をつけると傷が癒え、飛び立つところをみた村人が手を浸したところ温かく、温泉であり、効能を確認したという伝説があるそうです。
一部ウィキペディア参考にしましたf^_^;
そのため色んなところに白鷺が描かれてました。この温泉のシンボルなんですね。
さらに愛媛県松山市は昔伊予の国とも言われていたそうで、いよ→ゆ→湯の国なんて言われるようにもなったそうです。
伝説だったり、言葉の少しの違いで少しずつ広がり、有名な作家に語られながら、ずっと同じ場所にあり続けてきただけあって、日本の歴史を感じることができる、魅力的な観光地でした。
また愛媛に行くことがあれば立ち寄りたい場所です。